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不動産の決済とは(残金決済)

売主、買主の準備ができたら、
いよいよ「決済」です。


決済では、売主、買主、仲介業者、金融機関、
そして司法書士が立ち会い、売買代金のうち、
手付金を除いた残額(残金)全てを買主が支払います。


買主がローンを組む場合、

金融機関からローン金額を買主の口座へ振込→買主から売主口座へ振込という流れが一般的であるため、
融資する金融機関で関係者が集まり、行うことが多いです。

自己資金であれば、スマホで支払うこともできるため、

司法書士や仲介業者の事務所で行うこともあります。


お金の支払い前に、

売主、買主の本人確認(人)、
売買する不動産の確認(物)、
売ります、買います、という意思の確認(意思)を
司法書士が行います。

人、物、意思の確認をしつつ、
売主、買主に予め仲介業者を通じて案内した
権利証や印鑑証明書、住民票を確認します。

 

この一連の確認を、司法書士の決済業務等と言います。

 


上記が全て確認できた段階で、
司法書士が代金の実行のGOサインを出すと、
金融機関→買主→売主への代金支払い作業へと移ります。


支払い完了後、

司法書士は速やかに登記申請を行います。


今はオンラインで登記申請ができるので良いのですが、
昔は当事者出頭主義という決まりがあり、
法務局まで行かなければなりませんでした。

当社では、オンライン申請を導入しているため、
法務局への出張料はかかりません。


以上、3回にわたりざっと不動産決済の流れをお伝えしました。

あくまで概要のみですので、詳細は後日。


根津徹也