不動産の決済とは（売買契約から決済まで）

売買契約締結後に売主、買主がすることとは？


【売主】

①土地家屋調査士や測量士に依頼し、
　境界確認書を隣接所有者から取付。

②金融機関へ返済の連絡。

③新居の確保


【買主】

①ローンの申し込み

②現在賃貸であれば、解約準備



細いことを言えば、もっと沢山ありますが、
長くなるので割愛します。


では、順番に補足していきます。


売主①の測量は、
土地家屋調査士や測量士がします。

土地を2つに分けて、片方を売る場合には
分筆登記が必要ですが、分筆登記は土地家屋調査士の業務であり、測量士はできません。


売主②の金融機関への連絡について。
抵当権が不動産に登記されている場合、
そのままでは買主は買いません。

なぜなら、買ったは良いものの、
売主が借金を返済せず、抵当権が実行されると
金融機関に不動産を持っていかれることになるからです。


買主①ローンの申し込み。
どこの金融機関を選ぶか、選んだとしても申し込みには様々な資料を提出しなければなりません。


買主②賃貸の解約。
新居のローンと、賃料の二重払いにならないよう、
スケジュールを逆算して解約手続きをしましょう。


次回はいよいよ「決済」です。


根津徹也